米国のオーガニック部門

米国のオーガニック飲食物の売り上げは2010年に267億USドル(約2兆1400億円)へと増加し、2009年の売り上げより7.7%増加した。食品と食品以外の製品を含めたアメリカの全オーガニック製品の売り上げは、2010年に287億USドル(約2兆3000億円)で、2009年より9.7%増加した。


オーガニックトレード協会(OTA)の2011年のオーガニック産業調査によると、2010年の売り上げのうち最も成長したのは、オーガニック野菜と果物で、2009年より11.8%増加した。オーガニック飲食物の売り上げは2010年の全飲食物のおおよそ4%に相当する。
一般大衆市場の小売業者(主流のスーパーマーケット、クラブ・ウェアハウスストア*、量販店)は、2010年に全オーガニック食品の54%を販売した。次いで、自然食品店が39%。調査によると他の販路では、輸出、インターネット、産地直売市場・CSA*、通信販売、ブティック、専門店などがあった。
USDAによって公表された最新のデータによると、アメリカでオーガニック認証を受けた土地は、2008年には480万エーカー(195万ヘクタール)以上に達した。オーガニック認証を受けた農耕地が一番多くあるのは、カリフォルニア州で、主に野菜と果物が生産されている。他には、ウィスコンシン州、ノース・ダコタ州、ミネソタ州、モンタナ州にオーガニック認証を受けた農耕地が多い。2008年には45の州にオーガニック認証を受けた放牧場や牧草地があり、2005年から2008年のアメリカでのオーガニック乳製品の増加を反映している。2002年から2008年の間に、オーガニック認証を受けた農耕地は年間平均で15%増加した。しかしながら、それはアメリカの全農耕地のうちの約0.7%を表すにすぎないとOTAは報告している。
*クラブ・ウェアハウスストア:倉庫を店舗とするなど、経費を低く抑えて、商品を安く売るディスカウントストアー。メンバー製になっていることが多い。
*CSA:Community Supported Agricultureの略。直訳すると地域で支える農業。地域の農業者と消費者がかかわりを持ち、食料生産において双方がリスクと恩恵を共有するという、食品ネットワークの1つのあり方。米国で盛ん。カナダでは同じCSAだが、Community Shared Agricultureの略(地域で分かち合う農業)。日本での産消提携がルーツにあるとも言われている。
出典:OTA
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 千葉 かなえさん)

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