遺伝子組み換え食品 (GMO) の安全性に問題あり:要旨

オーストラリア・オーガニック連盟が科学的研究に基づく情報を公表し、遺伝子組み換え食品の摂取に関連する多数の健康問題を明らかにしている。引用された諸研究のうち一つは、「ヨーロッパ環境科学」誌上で、Gilles-Eric Séralini博士と同僚の研究者によって公表されたものだ。

調査によると、遺伝子組み換え食品をエサとして与えられた動物には、腎臓と肝臓に高水準で悪影響が見られた。また、遺伝子組み換え食品の日常的摂取によって引き起こされる健康問題を評価するためには、現在の測定方法、実験期間の長さ、基準となるパラメーターでは不十分であることが明らかになった。

 

さらに、遺伝子組み換え大豆は次世代に悪影響を及ぼし、ロシアで行われたネズミを使った研究では、遺伝子組み換え食品をエサとして与えられたネズミの子どもは死亡率が高いことが分かった。

 

遺伝子組み換え食品を日常的に摂取したネズミの赤ちゃんは発育が遅く、より低体重で、遺伝子組み換え食品を与えられていない対照グループとの違いが見られた。また、遺伝子組み換え食品を与えられたグループの子孫同士が交尾しても、妊娠が見られなかった。原因の一つとして考えられるのは、他の研究で明らかになったように、遺伝子組み換え大豆をエサとして与えられたネズミの睾丸 (こうがん) は構造や機能が変質したため、精子の生成に影響を及ぼしたということである。

 

人間にとっての大きな懸念は、遺伝子組み換え食品が生み出す殺虫剤からの毒素が、妊婦や胎児の血流中に発見されることである。ある研究では、母体の血液サンプルの93%、胎児の血液サンプルの80%に、遺伝子組み換え食品の毒素が見つかっている。この研究で対象になった妊婦たちは通常のカナダの食事を食べていた。遺伝子組み換え食品による健康への悪影響に関するまとめと研究結果は、オーストラリア・オーガニック連盟のウェブサイトで入手可能だ。

 

出典:オーストラリア・オーガニック連盟

Organic_Market Infoより

(翻訳:ボランティア 大畑 恵里さん)

 

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