2011年、世界のフェアトレード製品の購入額、5千億円近くに

昨年のフェアトレード認定製品の購入額は、全世界で49億ユーロ(約4900億円)に上った、とフェアトレードインターナショナルは伝える。フェアトレード最大の市場であるイギリスでは、買い物客らのフェアトレード製品購入額は前年比で12%増だった。フェアトレードの最初の、そして最も歴史のある市場であるオランダでは、ショップやレストランにおけるフェアトレード製品の売上高は24%伸びた。

全世界では、小売店でのフェアトレード認定製品の売上は全体で12%上昇した。フェアトレード認定製品の市場シェアは、いくつもの確立したフェアトレード市場で一定の位置を築いている。 

 

スイスで販売されている半分以上(55 %)のバナナにフェアトレードラベルがついている。イギリスでは、最近のスーパーマーケットの誓約により、袋入り砂糖の約半分(42 %)にフェアトレード認証がつくことになる。一方、新しい国々でもフェアトレードの成長ぶりはめまぐるしい。南アフリカでは、2011年フェアトレード製品の売上高が前年比で3倍以上に上った。南アフリカの買い物客らは、自国における生産者や労働者によって育てられたフェアトレード製品を購入することができる。国レベルのフェアトレード団体ができて1年目の韓国では、1700万ユーロ(約17億円)の売上が記録された。国レベルのフェアトレード団体が存在しない国々における売上高は2倍近くに上り、7500万ユーロになった。フェアトレードラベルのついた製品は、人が住んでいるすべての大陸の120以上の国々で入手可能だ。売上が順調に伸びているのは、主要なフェアトレード製品である、コーヒー(12 %)、ココア(14 %)、バナナ(9 %)、砂糖(9 %)、紅茶(8 %)、花(11 %)である。

強力なフェアトレードの売上高は、66ヶ国で991のフェアトレード認証生産者組織で働く120万人以上の農民と労働者にとって素晴らしいニュースである。フェアトレード製品の売上で収入が増加した他、農民や労働者らはフェアトレードプレミアム(*)で、6500万ユーロ(約65億円)を稼いだ。これらは民主的に決められたプロジェクトの費用にあてられた。プロジェクトには、農場の改善や加工装置、教育、職業訓練、コミュニティプロジェクト、ヘルスケアが含まれている。詳しい調査結果、製品、国別チャートはこちらを参照。

 

*フェアトレードプレミアム:商品代金とは別に支払われる、地域社会発展のために役立てられる資金

出典:FLO(フェアトレードインターナショナル)

Organic-Market infoより

 

(翻訳: ボランティア 越川 加奈子さん)

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