リトアニア、ラトビア、エストニアのオーガニック

政治や歴史、その他の要素において同じような状況にあるにもかかわらず、リトアニア、ラトビア、エストニアという隣接する3か国のオーガニック製品、加工業、そしてオーガニック市場にはいくらかの違いがある、とEco Connestが報告している。

完全にオーガニック化されているオーガニック農地の占有率は、リトアニアで5.2%、ラトビアでは9.2%、そしてエストニアで12.8%である(2010年時点)。2011年、それぞれの面積は、リトアニアで99.410ha、ラトビアでは130,059ha、エストニアで101,906haにのぼった。

オーガニック農地における牧草地は、ラトビア40%、そしてリトアニアではわずか21%であるが、エストニアでは3分の2を占めている。

これは、主にこれらの国々の気候と土壌の違いのためであるが、他にも、穀物栽培向けのオーガニック化が可能な土地に対するEUの助成の違いという要因がありそうだ。

 

エストニアではオーガニックの食肉生産とその加工(主に牛肉とラム肉)において一歩進んでおり、ここ2~3年では輸出活動も始まった。

ラトビアではAloja Starkelsenがオーガニックのじゃがいもでんぷんを生産し、同国のオーガニックコスメ部門を率いるのはMadara Cosmeticsだ。

リトアニアはオーガニック穀物とマメ類の生産と輸出でリーダーである。

エストニアでは、他の南の2国と比較してより多くのオーガニック製品をスーパーマーケットで見つけることができる。同国では、オーガニック製品は例えばRIMI.のようなスーパーで供給されている。また、リトアニアのチェーンスーパーMaximaでは、驚くほどの多様なオーガニック製品とブランドを提供している。

 

これら3国の主なオーガニック製品の販売拠点はスーパーマーケットである(50%のマーケットシェアを占める)。しかし、オーガニック専門店や、売られているもののほとんどがオーガニックである店、健康商品を扱う店、ファーマーズマーケット、薬局、インターネットショップなどもまた重要な役割を担っている。

 

たくさんのオーガニックの生鮮品が生産されているにもかかわらず、80%もしくはそれ以上の製品(牛乳、野菜、牛肉、そしてエストニアとラトビアにおいては穀物)が通常の商品、もしくは家畜の飼料として販売されている。一方、これらの国々には、他の西ヨーロッパから高い費用をかけてオーガニック加工食品が輸入されている。その結果、最終的なオーガニック製品の販売価格が高くなっている。

人々は、往々にして、収入レベルが要因で、オーガニック製品への価格の差額を支払う準備がない。また、別の問題点としては、消費者がオーガニック食品と“ナチュラル”や“ヘルシー”、さらにはただの“農場からきた食物”といったものとの違いについて教育を欠いているということもある。

EkoConnectの記事の全文はこちらで見ることができる。

 

出典:EkoConnect

Organic-Market.Infoより

(翻訳:ボランティア 殿村 江美さん)

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