バヌアツ:ココナッツをオーガニックに

オーストラリアンオーガニックの報告によれば、バヌアツ共和国は2013年2月、同国最大のココナッツプランテーションのオーガニック化を開始した。エスピリトゥ・サント・アイランドにおけるサンマココナッツコミュニティから、216の生産者が400ヘクタールのココナッツ畑をオーガニックへと転換中である。加えて、一所有者による最大のココナッツプランテーションであるPlantation Russet du Vanuatuは、1550ヘクタールに及ぶが、そちらも同様にオーガニックへと転換中だ。

この変貌には、バヌアツ持続可能なアグリビジネスイニシアチヴ(Vanuatu Sustainable Agri-Business Initiative:VASABI)が一役買っており、VASABIはアフリカンパシフィックという機関が、バヌアツ政府、バヌアツ農業大学、ワールドヴィジョンバヌアツとオーストラリアンオーガニック(前身はBiological Farmers of Australia:BFA)と協力して導入された。

 

ココナッツの加工業者であるバヌアツヴァージンココナッツオイルは認証を受けており、ココナッツオイルプロダクションサント社はオーガニック認証を獲得しようと取組んでいる。オーストラリアンオーガニックの系列会社であるオーストラリアンサーティファイドオーガニック(ACO)は農家及び加工業者を認証している。オーストラリアンオーガニックのグレッグ・ペインターは、バヌアツは現在、可能な限り多くの市場にアクセスを可能にしようとオーガニック認証を拡大することを模索している、と言う。「オーガニック認証が農村地域の人々の社会資本や生計手段の改良を促進する手立てになることができるなら、すばらしいことだ。」

 

南太平洋に位置するバヌアツ共和国の人口は23万4千人で、83の島に暮らしており、人口の85%が農業に従事している。生産者は、ヴァージンココナッツオイル、未加工のココナッツオイル、コプラ(乾燥させたココナッツの実)をオーストラリア、ニュージーランド、EU、米国へと販売することになる。アフリカンパシフィックは、生産者は毎年400トンのヴァージンココナッツオイル、そして1000トンの未加工のココナッツオイルの生産が可能になると予測している。ココナッツオイルプロダクションサント社の代表取締役であるBernie Glaserはオーガニック認証は、農村地域の60%を占めるココナッツ生産にプラスの効果をもたらすに違いない、と言う。生産者は2015年には完全なオーガニック認証を取得することを目論んでおり、既にコーヒーやココア生産、続いて家畜についても転換を見据えている。

 

出典:Australian Organics

Organic-Market.Infoより

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