オーストラリア 水に「オーガニック」非表示へ

出典:オーストラリアン・オーガニック

 

オーストラリアン・オーガニックは、水のペットボトルを販売する七つの会社が、ラベルと広告から「オーガニック」を削除することへ歓迎の意を表明した。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、販売会社との交渉の結果、表示にそのような変更があると発表した。オーストラリアン・オーガニックの代表、アンドリュー・モンク氏は、この結果が出るまでには時間がかかったものの、ACCCは疑うことを知らない消費者を守るために前進した、と述べた。オーストラリアのオーガニック認証基準では、水には農業的な起源がないため、オーガニックとは認証されないこととなった。

 

水を「オーガニック」と表示して売り出すことは、全ての国で禁じられているわけではない。そのため、2013年3月ドイツ連邦裁判所は、「オーガニック・ミネラル・ウォーター」と品質を表示する条件を提示した2012年9月13日の判決の根拠を示した。しかし、裁判所の判決は論議を呼ぶものだった。つまりフライブルクの弁護士、ハンスピーター・シュミットが主張するには、オーガニック・ミネラル・ウォーターというものは存在しないという。彼はこの問題を重要だと考えており「もし何の明確化もしなければ、塩も『オーガニック』として売り出されることになるでしょう。仮に競合品に適用されている基準とほんの少し差があるだけだとしても、製作者自身が決めた条件によって『オーガニック』となるからです」(ドイツ語からの引用)と述べている。

 

オーストラリアン・オーガニックは、過去何年分かの事例をACCCの調査のために提出し、そのうち何件かは認められた。オーストラリアン・オーガニック・レポートによると、昨今のこの変化はACCC内で重要な変革をもたらした。なぜなら明確に規定され厳密に区別された、オーガニック認証製品の領域以外の判断が難しいケースにおいても、規定の変化があるということだからだ。オーストラリアン・オーガニックは、オーストラリア国内で最も認められ、オーガニック製品の大部分に使用されている「オーストラリア認定オーガニック」マークを与えることができる。植物の芽の形のこのロゴのついた製品は、法律によって保護されており、コンプライアンスのために定期的、かつランダムに審査が行われている。

 

オーストラリアン・オーガニックはACCCに、化粧品やボディケア製品の業界も調査するよう勧めている。それらの業界には認証されている基準はあるものの、「オーガニック」という言葉が乱用され、間違った意味で使われており、疑うことを知らない消費者たちが、思っているものとは違うものを購入するリスクを招いてしまう。「化粧品やボディケア製品の製作者たちは、オーガニックの基準を満たそうと努力を重ねており、実際にオーガニックの認証を受けています。一方で、本当に『オーガニック』と認証された製品が持つ完全性がないにも関わらず『オーガニック』や『ナチュラル』といった表示がある製品があることが、彼らにとってデメリットとなるのです」と、モンク氏は言う。

 

 

2013年8月3日

 

翻訳:立石ゆりか

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