アーバンファーム:キノコ農家を訪問してきました

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静と動の狭間で育つ、世界最大の生物でも 紹介していましたが、そんな興味深いきのこを、 さらにユニークな方法&種類を栽培している農家さんを訪ねてきました! 去年の春からこのファームを立ち上げた、サラとセバスチャン。まだ1年ほどしかたっていないのに、街でも多くの有名なレストランとの取引や、大きなファーマーズマーケットにも出店しており、色々と刺激をくれる二人。サラは環境保護に関する生物学を研究をしていた経歴を持ち、セバスチャンはドイツの大学を卒業、元料理人。3年ほどアメリカの持続可能農業で有名な、水耕栽培をしているグローイングパワーで働いていたそう。 私たちとの出会いは、ウィンターファーマーズマーケットで出会い、 アメリカTOP10に選ばれたスローフードレストランの農家コラボイベントで 親しくなり、今回特別にプライベートツアーを開催してくれました。 ありがとう〜! ファームは、地域の緑化と、コンポスト100%でエコな畑やグリーンハウス、さらには販売所までも建設する計画、「グリーン・コリドー計画」の一角にある建物。この計画を進めている建設会社の事務所の倉庫にのこのきのこ栽培をする部屋があります。 image

都市郊外に位置しているので、家もまばらでとても静か。ここに来る途中も計画の一部の大きなグリーンハウスや、道ばたの畑などがちらほら。夕方にお邪魔させてもらったので、とても寒かったのですが、屋上ガーデンからの夕日は綺麗でした。今は冬なので、現在は何も育てていませんが、夏にはたくさんのハーブや、地元の古来種の野草、ラベンダーなどを育てているそう。

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さらには、蜂小屋も。「シュガー・ビー・ファーム」の名前の由来でもありますね。ラベンダー蜂蜜を取引先のレストランにも販売しているのだとか。今年の夏はぜひ試してみたい! 倉庫1階には、コンポスト(堆肥)を作り、その上には発芽待ち中の種が眠るトレイ。土も触らせてもらいましたが、とてもふかふかで柔らか。明らかに、土が「生きている」様子が分かります。

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こちらはレストラン用のスプラウト。2、3日でこのぐらいまでに育つのだとか。紫に見えるのは、「赤」と「青」のライトの色から。効果的に植物の成長を助けるのだそう。

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ここからお待ちかねのきのこ栽培。

これ、何でしょう?

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これはキノコの種菌で、この菌糸がさらに土や木などに増殖して、しっかりと根を張って母体が固定した後、湿度、温度、光など地表の条件がそろったときに地表に「キノコ」が表れるのです。

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これは、「藁」を干している様子。左端に映るタンクで数日間石灰岩でpH濃度の管理をして効果的に殺菌、その後袋に入れて数日間乾かします。通常、藁の殺菌をする際には、高温のスチームなどが使われることも多いそうですが、機械の導入費や管理費などがかかるため、効率もよいこの方法でしているそう。さすが、生物学の学士を持つサラ。セバスチャン曰く、こんなに数値もはかりながら効率的にやっているところはそんなにないんじゃないか、とのこと。 そのあとその藁は種菌とこの黒いビニールバックにつめられ、土の中のような環境:暖かい温度と湿度が保たれた暗室で、数日間休ませ、藁の表面にこの種菌の菌糸をはりめぐらせ、実際に栽培するまでの土壌を作ります。 そしてバッグごとに、3つから4つの穴を開けて、次は地上の環境:光、通気性、低めの温度が保たれた部屋でキノコの栽培。

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キノコの栽培部屋。天井ぎりぎりまで棚が続き、キノコが栽培されています。サラも、「生物学的効率を高めるように気をつけている」と言うように、無駄が全然なく、栽培過程のあちらこちらで、効率を良くする工夫が見られます。

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栽培している種類は、オイスターマッシュルーム。

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ピンクの種類も育てており、特徴的。現在さらに珍しい種類のキノコの栽培もしているそうで、今後も色々と楽しみです。 サラもセバスチャンも栽培について色々と説明してくれ、1つの質問をすると何倍もの答えを返してくれ、栽培にもとても勉強熱心。また、一部屋をキッチンとして改造しているようで、「グリーン・コリドー計画」で果樹園を作る計画があり、近郊の農家の野菜や、果樹園からの果物を収穫した際に加工・保存して収穫がない冬シーズンでも収入が得られるようにするための加工場としてのキッチンを併設するようです。

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「グリーン・コリドー計画」では、地域の農家や人々、アーバンファームや持続可能開発に関わる人々がコラボレーションをしており、これからもさらに育っていくプロジェクト。色々な計画が進められており、これからの行く先がとても楽しみで、私たちも情報共有などしながら、何らかの形で関わっていきたいなーと考えてます。とりあえずは、また暖かくなったころに、キノコ収穫のお手伝いに戻ってきたいと思います。 さらに、実は夫のいとこが、サラとセバスチャンと同じファームで働いていたことが判明!私たちもびっくり。世間は狭いねー、という話をしながらまたそのいとこも含めて今度飲みにいこう!という話になり、これからも関係は続きそうです。 今月末は、またスローフードレストラン、ブレイズのイベントで、農家を訪ねてそこで美味しいご飯を頂くイベントに参加する予定なので、またそのことについても紹介しますね!

Aki S. Norton

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