氷河と古代の川から生まれた「デビルズ・レイク」

先週末、ウィスコンシン州立公園の「デビルズ・レイク」でハイキングにスイミングと楽しんできました。

ネイティブ・インディアンにとって、とても神聖なだったというこの湖と山。さらに砂岩から熱変成によって生まれた珪岩に囲まれた湖は、なんだかとても不思議な癒しがある場所でした。ネイティブインディアンの中で呼ばれていた本当の名前は「ホーリー・レイク」とか、「スピリチュアル・レイク」という意味だったそうなのですが、ここの地に始めてきたキリスト教宣教師が、「スピリッツは悪だ!」ということで、「デビルズ・レイク」ということになったそう。私の住んでいる「ウィスコンシン州」は、各インディアンの部族の言葉に由来していて、「gathering of the waters(水の集まる場所)」から来ているそうで、各地にインディアンの歴史のある土地や、現在もその歴史や伝統が受け継がれています。特に開拓時代のフランス・イギリスとのネイティブインディアンとの歴史は、残酷な歴史も多いのです。アメリカもまだまだ新しい国ですが、短い間に凝縮して人々の葛藤の歴史があります。

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ウィスコンシン州の半分は、1万5000年前には、「氷河」に覆われていました。北アメリカのほとんどと、ニューヨークまでは、氷河のプレートに覆われており、ウィスコンシンの半分は氷河が到達しなかったのですが、そのおかげで、氷河が運んできた栄養分が凝縮された豊かな土地が広がっており、カリフォルニアに次ぐアメリカ第2位のオーガニック農地を誇ります。そのために、州の中でも北部と南部では地形が大きく異なり、フラットなところと、氷河が到達しなかった境目の豊かな土が広がる地域は、丘が多く、とても綺麗な場所です。実は北アメリカ大陸で最古のビオディナミファームも、その地域にあります。探索のために、「アイス・エイジ・トレイル」という探索道もあり、氷河が到達した境目の地域を歩くもの。今回は一部だけを歩きましたが、いつか途中途中キャンプしながら、全部歩いてみたいなー、と思ったり。この右下の写真は、山に挟まれた、氷河が到達した場所で、ここだけフラットです。

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さて、この湖ですが、古代にあった川が流れていたところに氷河が到来して、その湖は、氷河によって削られて残ったもの。現在川は残っていませんが、湖と、氷河浸食の境目にあり、丘の穏やかな景色や、岩だらけの山の、ユニークな景色も見ることができます。家族も多く、とても人気スポットです。インディアンの住んでいた場所は、水の綺麗な場所が多く、なんだか神聖な場所であるような気がする場所が多いです。とくにウィスコンシンは、湖や川も多いので、今後もあちこちチェックしてみたいと思います。

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この綺麗な石。すべすべしていて、触るのがとても気持ちがいいのです。ロッククライミングの名所みたいで、たくさんの人を見かけました。歩いて登っても、かなり急な石を登っていくので、翌日はかなり疲れるかと思ったのですが、逆にエネルギーがチャージされたような、晴れ晴れとした目覚めでした。疲れたときは、ふと気になった石や、木を触ってみて、ちょっとした瞑想をしてみるのは、おすすめです。深呼吸して、なんだかリフレッシュ。都会にいるときこそ、そんな時は必要だと思います。

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今年の夏は、カヌーに、ハイキングに、湖に、ファームに、と満喫しています。夏は短いですし、この四季の違いがはっきりしているのは、なんだか期間限定でしかできない楽しみで、特別な気がします。自然の中でゆっくりとする時間を持つ。自分を振り返る時間を持つのはとても大事なことだなぁと改めて思います。この夏はなんだか色々忙しかったのですが、余計にそんな自然でゆっくりする時間があるかないかでメリハリのつく生活が変わったりするんじゃないかと思うのです。オーガニックなライフスタイルは、「意志」のある暮らし。日々忙しさに流されることなく、たまには一息つきながら自分の「意志」を確認して日々選択していくことが、「オーガニックなライフスタイル」なんじゃないかと思う最近です。

Aki S. Norton

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