地球は密閉された容器

21世紀は水の世紀と言われています。

ヨーロッパなどでは、どのように水を確保するかが真剣に討議されています。21世紀は水の取り合いによる戦争が起こると予測されているほどですから、限られた水資源を汚染するわけにいきません。

けれども農地に薬を撒くとそれが染み込んで、やがて地下水にまで到達します。私たちは地下水をくみ上げて飲料・生活に使用しているので、地下水が汚染されると生きていけなくなります。

農薬たっぷり、化学肥料たっぷりで育てられた野菜でも、”安いから”買ってしまう、ことがどういうことを意味するのかもこれでおわかりでしょう。残留農薬が体に及ぼす影響よりももっと、じわじわと見えない形で、自分の吸っている空気が、飲んでいる水が侵されているのです。

「今でも消毒して飲んでいるのだからそれでいい」
という人がいたら、地球というのは密閉された容器と同じで、水は繰り返し循環しているのだということを考えてみてください。汚せば汚すほど、次に巡ってくる水も汚れていく。きれいに戻すには、それだけ余分な時間もエネルギーもかかるのです。

水道の水がまずいから「ペットボトル」を買えば済む訳ではないのですね。それはむしろ、悪循環に入っていると言えるでしょう。ペットボトルが増えれば増えるほど、それを製造したり、処理する過程で、原料にもエネルギーにも石油が必要になり、分別などが徹底されなければ、それが水や大気を汚染するのですから。埋め立てても土に返ることなくゴミが増えつづけます。

オーガニック農業という方法は、この、生きていくためにどうしても必要な水を守るためにも、ぜひ取組まなくてはならないことの1つなのです。

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