グループ認証で小規模農家の自立促進(1)

著者: ジェラルド A.ハーマン、マイルドレッド スティードル

小規模農家は、地方経済を支えると同時に生物多様性を保つ世話役としても、食糧生産と食糧安全保障において極めて重要な役割を果たしている。国際連合食糧農業機関は約15億の農民の男女が4億軒以上の、2ヘクタール以下の小規模農地で働いていると推定している。今日、グループ認証は小規模農家がオーガニック農家と認証を受け、世界のオーガニック市場への参入と、利益を上げる機会を創出する強力な手段である。ミュンヘンを拠点とする国際コンサルタント業者、Organic Servicesは、小規模のオーガニック農家を職業として成り立たせるための大変有力なツールである“グループ認証マネジメント”の認証団体であるCERESと協力して発展してきた。

栽培者グループは、コーヒー、ココア、紅茶などの製品の主要な供給者である。ドイツ北部の市場や消費者たちは、世界のオーガニック市場から恩恵を受けて、小規模農家グループに依存している。栽培者グループが市場参入を制限された場合、主要な消費者市場でのオーガニックコーヒーの供給量は大幅に低下するだろう。

第三者による認証システムは小規模生産者にとって負担となる可能性があり、費用対効果に焦点を当てた新制度ではこの状況の改善につながる。オーガニック規定では、認証された運営者は最低でも一年に一度は第三者視察団体による立ち入り検査を受ける必要がある。特に発展途上国の小規模農家にとって、認証を受けるための費用は手に届かないことがほとんどだ。この厳しい認証システムは個人の小規模生産者がオーガニック市場(また、フェアトレード、UTZ Certified、GLOBALG.A.P.などの持続可能性を基準とした市場)に参加する余地を与えない仕組みとなっている。

※記事後半(2)は11月第2金曜日更新

翻訳ボランティア:秋山 藍子

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