消化や代謝を促し、
美しく健康的な体を作ってくれる「酵素」ですが、
実は摂取の方法によっては、
うまくその効果を取り入れることができないのです。
酵素を多く含む食品は野菜、果物、発酵食品などで
いくつかありますが、
それらをただ普段の食事で取り入れるだけでは、
酵素はきちんとその力を発揮することができないのです。
こちらでは、酵素を体内へ取り入れる際に
注意すべきポイントを3つお教えしたいと思います。
酵素を加熱した場合、時間を置いた場合など、
酵素の量は違ってくるのかもご紹介しますので、
ぜひ酵素生活を始めようと考えている人は
参考にしてみてください。
【1】酵素の加熱
「酵素が熱に弱い」という話を聞いたことがありませんか?
実は、その通りで、
酵素は加熱処理をすると、成分が破壊されてしまうのです。
具体的な温度はハッキリと言うことができませんが、
大体50度程度で破壊すると言われています。
しかし、普段、野菜などを調理する際に、
食材に火を通すために、
50度以上の加熱をしていることがほとんどかと思います。
そのため、火を通した調理は
その野菜が酵素を多く含むものであっても、
酵素が破壊され、
酵素が体内で十分に力を発揮できなくなってしまうのです。
酵素を多く含む食材を調理する際には、
火を通さない調理法をするようにしましょう。
野菜であれば、サラダにして、
果物はそのまま生で食べるようにしましょう。
発酵食品の中でも味噌は味噌汁などで使用することが多く、
どうしても火を通すことが多いかと思います。
しかし、酵素を体内に取り入れるためには、
火を通さないようにする必要があるので、
味噌を生のまま調味料として使って調理をするようにしましょう。
【2】時間を置く
酵素を多く含む野菜や果物などで、
スーパーなどでもカットして陳列されているものを
見たことがあるかと思います。
例えば、キャベツが半玉でカットされていたり、
野菜炒め用に乱切りにされたもので1袋にされていたり、
パイナップルがカットされて器に入れた状態で陳列されていたり、
よくスーパーで見かける光景かと思います。
こういったカット後に時間を置かれたものは
食材に含む酵素の量は減ってしまっていますので、
酵素を意識した料理を行う際には、
こういった野菜や果物などは選ばないようにしましょう。
また、調理後に時間を置いて食べるということも
酵素を多く取り入れるためにはあまりいいことではありません。
酵素をたっぷりと含んだ料理を作っても
時間が経ってしまえば、
酵素の量は減ってきてしまうので、
調理後はなるべく早めに食べるようにしましょう。
【3】すりおろし
野菜や果物など酵素を多く含む食材をすりおろすと、
酵素の量は減ってしまうような気がするでしょうが、
実は、それは大きな間違いです。
すりおろすことによって、
食べ物自体の細胞膜は壊され、
その中に閉じ込められていた酵素があふれ出します。
そのため、野菜や果物などはすりおろすことによって、
むしろ酵素の量は増えて、吸収も良くなるのです。
同じように、野菜や果物などをジュースにすることも、
酵素の量を増やす調理法です。
せっかく酵素を多く含む食材を料理で使うのであれば、
酵素をできる限り多く体内に取り入れたいですよね。
そのためにも、
上の3つのポイントを守って調理をして、
美しく健康的な体を作り上げてください。